2008年08月28日
MAKONDE (アフロディスコ)

Makonde "Soseme Makonde"
2〜3日前、フランスから届いたシングルの紹介です。
77年のアフロディスコナンバーですが、これ、僕的にはツボっていうか最高です!!
パリのアフロディスコはやっぱりカッコいいんです。アメリカのアフロサウンドががアフリカ系アメリカンがルーツバックして行く感じで作っているのに対し、フランスものは、アフリカから真っすぐ地中海を渡って来たリアルアフリカンが、パリのソフィスティケイトされた感性と激しい正面衝突をして、その衝撃が音に詰め込まれたような感じで、なんか凄いです。
個人的には、ただのアフロビートじゃなくて、どこか洗練された電子音が入っていたりするのが好きなところで、このSoseme Makondeも、ドライブ感のあるシンセベースに、途中Rチャンネルからいきなり来る、アシッディでエレクトリックなシンセ音にガツンとヤラレます。
他にも、Love International の Dance On the Groove And Do The Funk (Injection盤が◯)や、John OzilaのL'Orange Bleueなど、本気でカッコいいのはフレンチアフロディスコだと思います。
なお、余り知られていない情報(というか、知りたい人もすごく少ない情報)なのですが、今回僕が紹介している7inchはAサイドがナタリー・コールの曲で、カップリング仕様になっています。Soseme Makondeは涎が出そうなブルーヴァイナルの12インチもあるのですが、$200近い相場の激レア盤で、正規シングルもやはり高いので、このカップリングのシングルはまだ安く見つける事が出来て、お得だと思います。(言い忘れましたが12inchと7inchでほぼ同じバージョンです。)
興味のある方は探してみて下さい。 それでは!
2008年08月24日
やっぱりDS-10

最近ブログが更新できない理由はやっぱり、これです。
Korg DS-10、思いっきり衝動買いして、かなりハメられてますね!
出音数等制限はあるのですが、そこがまた新鮮で、アイデアでどうにかしようと考えちゃいます。
このソフトは本当に傑作ですね!Great!!
オフィシャルページ
AQ Interactive
YouTubeにもいっぱいデモがあるのですが、まずこちらをご覧下さい。
その他のYouTubeのページ
2008年08月14日
SKYDIVER

Neon "Skydiver"
今夜のブツは結構ヤバイです。
2006年のCBS年間チャートでナンバーワンになって、一気に有名(といってもマニアの間でですが)になった、NeonのSkydiver81年の作品です。
元々はイタリアのNumero Unoというレーベルから出ていたものを、イタリアンディスコの鉄人、Celso Valliがアメリカリリース向けにアレンジしたものです。
イタリア盤より若干音質が悪く感じるのですが、この音質はCelso ValliのKatmandu Productionに共通するものなので、彼の自宅スタジオの音とかそんな感じなのかもしれません。
原曲のほうはBen Richardsonというアーティスト名で、ちょっと聞くと、やり過ぎって感じのエフェクト音が入っています。こちらの方が音質はソフトで良いです。アップしておきますので、比較してみて下さい。

Ben Richardson "Skydiver"
この時代はマニアの間でCoca Discoと呼ばれる作品群があってこの曲もその一つです。
この曲ではSkydiverという言葉が他の何かの隠喩として使われています。その他に有名なグループとして、El Cocoなどがあり、Coco Kaneなどというタイトルの曲等も残しています。他にもいろいろありますが、タイトルがLift Offとかそんな感じのが多いですね。
オープンと言うか、ワイルドと言うべきか、そんな時代だったのでしょうね。
ついでに、当時最も有名なディスコだったStudio 54の壁面の画像も紹介しておきます。

2008年08月13日
SUMMER IN THE NIGHT

Antonella Lualdi "Summer In The Night"
今夜は当ブログ初のフィメールVocalです。
かなり薹が立ってしまってますが、往年のイタリア女優アントネラ・ルアルディが79年にリリースしたライトなディスコブギーです。
Aの部分がエッフェル塔のモチーフになっているフランスのAzというお洒落なレーベルから数枚のシングルを出しているようですが、詳細はわかりません。
この当時は人気に陰りが出た女優が最後にディスコを歌うというパターンが定番化していたので、これを最後に引退したのかなとか思ってしまいます。
曲もこの当時流行った、Grace JonesのLa Vie En Roseに着想を得た、というか真似過ぎの曲調で、想像力があるとは言えず、また、歌の方も元々歌手でもないのでまあまあといったところ、ただ、どことなく漂う熟れすぎた果実のような退廃的なムードがSummer In The Nightと気怠く歌うメロディに魅力を与えています。
彼女のレコードは全てかなりレアで、特にこんな曲はなかなか聞けませんので、この機会に堪能して下さい。
2008年08月12日
LET'S FUNK TONIGHT

Blue Feather "Let's Funk Tonight"
土曜日を怠けてしまったので、ちょっと乗り遅れた感がありますが、今日はBlue Featherの"Let's Funk Tonight"を紹介します。Blue Featherはオランダのグループでやっぱりマイナーです。
この曲のリリースは1981年ですが、この時代、全ての音楽はアメリカを中心に存在していたような感じもありますが、実はヨーロッパにも素晴らしいグループが数多くありました。
イタリアのFull Timeというレーベル等も素晴らしいイタリアンブギーを数多くリリースしましたし、フランス等でもかなり良いブギーチューンが作られていました。今になってその多くが再発見され再評価されていますが、Blue Featherもそんなグループの一つだと思います。
この曲の聞かせどころは中盤に延々と続くソロパートで、それぞれのパートが演奏のスキルを競い合っています。時代を経ても良さが衰えない良い曲だと思います。
また、この曲は他の2〜3のレーベルからもリリースされているのですが、今回はあえてカナダのSiamese盤を選んでいます。そして、それには理由があります。
Siameseは僕が大好きなレーベルで、ほとんど全部持ってます。RIOというカナダでは有名なレーベルの傘下のサブレーベルとして、13枚ほど、カナダ以外のヨーロッパの曲をライセンスリリースしました。
これだけでは何でもないのですが、凄いのは13枚ほどのリリースのうち、8枚程がクラッシクスとして今でも十分通用する隠れた名曲になっている事です。この確率は尋常ではなくて、本当に良い耳を持った人がレーベル運営をしていたと感じます。
特に数年前再発されたDisco Trainや、隠れファンが多いNancy NovaのThe Forceなどは、独自のリミックスを施し、ライセンス元の原曲より遥かに良くなっているのが更にびっくりです。
長くなりそうなので、今日は終わりにしますが、その辺も今後また紹介しますね。
2008年08月08日
MUSICLAND

Clymax "Musicland"
連日暑いですね、というか温暖化が進んでますね、と言った方が的確かもしれません。
ともあれ、暑い暑いとスパークリングワインばっかり空けてる今日この頃ですが、聞く音楽も気候と場所に密接に関係してきます。
今日のレコはカリプソ系ファンクブギーのClymax "Musicland".
黒くてLoftyなディスコファンクで、夏の夜にぴったりなスウェットなムードの1曲です。
ジャケットも程よくアングラっぽくて素敵ですね。
このグループもこのレーベルもこのレコードだけなので謎に包まれていますが、唯一Bob BlankがMixを手がけているあたりが、なんとなくNYアンダーグラウンドを匂わせています。
僕自身は通常もっとエレクトロニックな感じが好きなのですが、暑さと、ミュージックタウンKOZAに住んでいるおかげでこのコーラスに反応してしまうみたいです(苦笑)。
(今日このブログのために調べてたら、DimitriのThe Kings of Discoって良質なコンピにも収録されていました。実は僕もこれ持ってるのですがこの曲入ってるの知らなかったです。)
ファンクつながりで、最高に暑っ苦しいのをもう一つ!
最近ナイジェリアのファンクがじわじわ発掘されているようで、僕もチョコチョコ聞いてますが良いです。ついでに渋いコンピを紹介しておきます。

VA "Nigeria Disco Funk Special"
まさにMusic of underground Lagos dancefloorって感じです。
凄いレベルの高さで、ビックリました。(画像をクリックで試聴が出来る某レコード屋さんのページに飛びますので、興味のある方はご試聴を。)
こんなところを掘ってくるなんて本当に凄いですが、情報化された時代だから出来る感じもあって、そう言う意味では逆に今を感じさせる音源でもあります。
僕もタイムマシンに乗って70年代後半のLagosのディスコに行ってみたい気もします。ついでにレコ持って行ってDJにMusiclandかけてもらって踊ってみたりして..まあ、殺されずに帰ってくるのが大変そうですが..。
それでは今日はこの辺で。
2008年08月06日
BOUNTY GIRL

Soul Mekanik Edit "Bounty Girl"
今日は夏っぽいReEditモノの紹介です。
こちらは、Soul MekanikのKelvin Andrewsが主宰するReEdit専門レーベルCreative Useの3作目、08年6月にリリースされた12インチからです。
Soul Mekanikは元々ちょっとソウルフルなTech Houseを得意とするユニットですが、最近は本業?よりもエディットものにハマってるようです。元ネタは今の季節にぴったりのKid Creole And The CoconutsのAnnie, I'm Not Your Daddyで、Soul MekanikらしいトランシーなSE音が加味された、フロア受け良さそうな仕上がりです。
一応リエディットについて説明しておきますが、Disco Re-Editといわれる音楽は、ここ2〜3年ほどの間にダンスミュージックに追加されたジャンルで、最も新しい部類の音楽形態です。既存の曲のエディット自体はオープンリールのテープを切り貼りする事で昔から可能でした。そういうタイプのRe-EditではイギリスのGreg Wilsonが有名です。しかし、やはり作業が面倒なことに加え、オープンリールの切り貼りでは音楽的表現性に限界があり、今までそれほど盛んには行われていませんでした。
21世紀になりコンピュータの高性能化により、デジタル化した音楽データの自由なコントロールが可能になるのと比例して徐々に目立つようになり、AbletonのLiveという革命的なソフトの登場で、新次元のエディット環境が整うと一気にブレイクしました。以前では考えられない事ですが、MoxieやMindless Boogieなど、Re-Edit専門のレーベルが多いのが今回のムーブメントの特長です。
まだ懐古主義的な音楽だと認識されている方もいますし、実際そんな感じのものも混じったりもしているのですが、実際はハイテクノロジーの産物で、また、リユースやリサイクルといった非常に今っぽいテーマとピッタリ呼応している現代的な音楽形態と言えると思います。
今回のレコードのジャケットにもApple MacProがモノリスのようにそびえ立っているのも象徴的ですね。
おまけでKid Creoleの原曲も聞けるようにしておきましたので、比較してみて下さい。
Kid Creole And The Coconuts "Annie I'm Not Your Daddy"
また、最近Strutよりご機嫌なコンピレーションが出ましたのでチェックしてみてはいかがでしょうか?

Going Places: The August Darnell Years 1976-1983
2008年08月05日
Space Art

Space Art - "Forkstone Hovercraft"
(1分30秒位まではイントロで音が小さいです。全体的にも音が小さいのでボリュームを上げて!!)
1発目がどちらかというとトラディショナルだったので、2発目はweirdなブツです。
残念ながら休止になってしまった、オランダのInternet Radio Station CBSでも大人気だったForkstone Hovercraftは、Space Artという今では誰も付けたがらない様な名前のフレンチグループの1980年のプロトテクノなダンスナンバーです。
このグループは77年から81年まで活動し解散しました。その後メンバーはJean-Michel Jarreと活動していた様なので、筋金入りのシンセ好きと言えるでしょう。
この曲も今でも十分フロアを宇宙空間へ持って行く、やたらトビまくったシンセリフが特長で、僕も最初聞いた時はかなりヤられました。
この時代はDisco Dream and the AndroidのAdrian Wagner(クラッシックで有名なワグナーの実孫)や、Venus Gangなどで知られ、最近再評価の兆しが見えるJ.P. Massieraなど、サイケやプログレッシブロックとディスコのハイブリッドのような曲をつくるミュージシャンが多い時代でしたが、このあたりのジャンルはこの後のプロトハウス〜シカゴ・デトロイトの流れの最上流と位置づける事が出来ると思います。

Space Art - "Nous Savons Tout"
こちらも、まさにプロトテクノという形容がピッタリの78年製とは到底思えないエレクトロナンバーです。
オリジナル12インチは200ドルを超える高値で取引される、マニア涎垂の超レア盤ですが、フロアに与えるインパクトもメガ級の極上品です。今回サンプルで聞けるのはCDの特別バージョンですが、12インチはもう少し長いです。(僕もなかなか手が出せず、アナログは持っていません。誰か$100で売って!)
今回はVintage Futureなレコ紹介でした。
2008年08月03日
Welcome To The Disco
本日より、ブログを始めました。
最初はAir PowerのWelcome To The Discoです。
この曲はRon HardyのMusic Boxクラッシクスでもある、Blue MagicのWelcome To The Clubのカバーですが、どう考えても今の時代はこっちの方がカッコいいですね。
US西海岸の素晴らしいレーベルAVIから1979年にリリースされたものです。
AVIは天才的なマルチプレーヤー・プロデューサーであるRinder & Lewisが目覚ましい活躍をしたレーベルとして知られていますが、彼ら以外のライセンス系の曲にも素晴らしいものが多いです。
最近ではコズミック系の再評価も相まって、マニアの間では残存する数少ないレコードの争奪戦が行われていますが、このAir PowerのWelcome To The Discoもそんなレコードの一つです。
79年当時のディスコブームの最中ではディスコレコードはドル箱であり、今では考えられない物量が投入された時代でした。スタジオミュージシャンとオーケストラで録音されたこの曲はソフトシンセとDAWソフトで完結してしまう事もある、現在のダンスミュージックの製作プロセスに大きなクエスチョンマークを突きつけています。
オリジナル版はそれなりにレアですが、幸いなことにBBEからのコンパイル盤に収録されています。
ただ、AVIの録音は最高なので、本当はオリジナル盤をオススメします。




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